受刑者から返ってきたのは初めての謝罪「都史くんもやっと安心できる」

森田さんの思いを中村受刑者はどう受け止めたのか。約3週間後、森田さんのもとに「返事」が送られてきた。
【中村受刑者からの返事】
「事件を起こした日はとんでもないことをしたと後悔や悲しい気持ちになる。毎年2月5日には被害者に手を合わせています。すみませんでした」
返事に書かれていたのは中村受刑者からの初めての「謝罪」。そして賠償についても支払い計画を『親と相談する』とし、改めて手紙を送ると回答した。森田さんはこれまで分からなかった受刑者の考えを知ることができ「大きな一歩になった」と話す。
「あー、ほんまに10段ぐらい飛び上がった感じ、今まで9年もこんな状態が続いていているでしょ。うちに親が謝罪に来るとか賠償の話とか、どんな風にしたらこっち側が納得するかをお話してもらったら、都史くんもやっと安心できると思うので」