■2030年に海外売り上げ5割のグローバル企業を目指す


亀田製菓は現在、国内向けの米菓が売り上げの約7割を占めているが、2030年までに海外と食品事業で売り上げ5割を目指す。海外事業あるいはほかの食品事業に大きく舵を切ったという人事が今回のジュネジャ氏のCEO就任だ。


東京大学 伊藤元重名誉教授:
この会社に限らず、日本の食品にとっては大きなポテンシャルだろうと思います。「海外で作れないもの」、「海外にない素材」、「海外の文化ではない文化で育ったもの」が世界で成功していて、例えばキッコーマンなど、海外の方がむしろ収益を上げているようなところもあります。そういう意味でインド人の経営者が入って取り組むというのは非常に面白いですよね。

ーー会社の多様化という時に、経営者も多様な人が入ってくると社員も変わるということもあるのか。

東京大学 伊藤元重名誉教授:
皆さんまず注目しますからね。失敗している場合もありますが、日本人以外の経営者の方と話していると、メッセージに非常にインパクトがあります。おそらくいま皆さん、ジュネジャ会長のいろいろな発言に注目されているのではないでしょうか。

(BS-TBS『Bizスクエア』 9月17日放送より)