実際の受付方法は?
マイナ保険証での受付では①カードを読み込み、②「顔認証」か「暗証番号の入力」が必要になります。30秒ほどの操作ですが、機械に不慣れな人からは「サポートなしでは難しく感じる」、との声のほか、「顔認証がうまくいかない」とする声も聞かれると言います。

80代男性:
「12月から変わるんでしょ?だから(顔認証を)練習している。マスクをしていたら『マスクを外してください』とかそういう手順ですけどね。途中で押し間違ったりとかいうのもあります」

長崎みなとメディカルセンター事務部 中野隆二医事課長:
「『顔認証』がちょっと顔を動かすと認証がうまくいかなくてエラーになって最初からやり直しということがある。なので特に高齢者の方は、その操作が非常に面倒という声はよく聞きます」
医療機関側からは、緊急時の対応を不安視する声も聞かれます。

長崎みなとメディカルセンター事務部 中野隆二医事課長:
「救命救急センターには、意識がなく、人と会話ができないような病状で来られる方もいらっしゃる。そういった時は家族の方に保険証を代わりに提示していただいていた。でもマイナ保険証になると、『顔認証』もしくは『暗証番号を入力』ができない場合、代わりの特別な手続きが必要になる。それがひとう大きな手間になっています」
厚労省によりますと、緊急時は医療機関職員などが「マイナ保険証」の券面の顔写真と患者が一致することを確認する「目視確認」で対応するということです。
家族が「暗証番号」を覚えている場合なども、手続きができることになっています。














