実際にスギ林を見に行くと…花粉飛ばす雄花の花芽が生長中

RCCウェザーセンター 下江美帆 気象予報士
「廿日市市吉和に来ています。来年春の花粉の飛散量ですけど、かなり多いという予想が出ていて、私も怯えているんですが、実際にどうなのか、国の調査に同行させていただいて、一緒に確認したいと思います。よろしくお願いします。」

長井稔 調査員
「ちょうど今、ここ吉和地区のスギについて、これは地元の八郎スギですが、花粉がどの程度ついているかを調査しています。スギの雄花の着花を見ています。スギの雄花が枝先につくので、特に上の方に集中的に付いてきます。その部分を4つにランクをつけて、A・B・C・Dという具合に分けて着花量を調査しています。雄花が充実してくると2月ころにばぁっと花粉を散らすことになる」

環境省や林野庁は、毎年11月中旬から12月中旬ごろに全国のスギ林を調査をしています。広島県ではスギが多く分布している西部を中心に30か所のスギ林を調べています。1か所あたり40本のスギをランダムに選び、日当たりのいい枝先の雄花の付き具合を4つのランクに分けて調べていきます。

長井稔 調査員
「ここ吉和はそれほどたくさんついている印象はない。吉和地区に関しては例年通りの着花量。去年よりは多いですけど。」

一方で、花粉の花芽調査を担当して20年になる長井さんも気になることがありました。