保温効果高まる入浴法は? 11月26日「いい風呂の日」

良原キャスター:
11月26日は「いい風呂の日」です。医師・東京都市大学 早坂信哉教授によりますと「この時期『正しい入浴』をすることで寒暖差疲労の改善や睡眠の質向上につながります」といいます。

早坂教授に望ましい温度・入浴時間を聞きますと「40℃で10分程度の入浴が望ましい。保温効果が持続する」といいます。▼40℃は副交感神経が優位に働く温度 ▼入浴時間は10分より短いと体を温めるには不十分で、それより長いと体温が上昇しすぎるそうです。湯船を出る目安は額に汗がにじんでくるタイミングがいいということです。
入浴中の過ごし方 注意点は?

入浴中の過ごし方についてSNSでは…
「お風呂につかりながら映画とかみちゃう…」
「スマホで好きな音楽を聴きながらくつろいでいます」
「電気OFFでキャンドルだけつけてボーッとするのにハマってる」
早坂教授は「リラックスしていると感じられれば何をしてもOK」しかし「入浴中のスマホで仕事などをすると脳が休まらない、長時間の入浴はリラックスできない」といいます。
入湯時の「はぁ~」医学的効果も

こんなデータもあります。
【お湯に入るときに発するひと声は?】
・「はぁ~」系:33.0%
・「ふぅ~」系:28.7%
・息は出るが声は出ない:12.7%
・特にない(息・声は出ない):12.1%
・「あぁ~」系:7.0%
・その他:6.5%
(2024年 細かすぎる温泉の実態調査 ゆこゆこ調べ 対象:20~60代男女1500人)

早坂教授は「声は出さなくても息を吐くことで血圧を上げにくくするリラックス効果につながる」「湯気をしっかり取り込み気管の粘膜を湿らせることで風邪や感染症の予防につながることもある」といいます。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父