「ヒバ」を使った弘前公園の雪囲い

弘前公園の雪囲い作業は、冬本番を前に毎年この時期に行われます。

園内にある「ツツジ」や「シャクナゲ」など約3万本の樹木を雪の重さから守るための作業です。

25日は午前9時に34人の職員が作業を始め、丸太で組んだ支柱にヒバの板を縄でくくりつけていました。

弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん
「弘前公園では雪の重さから枝を守るのもそうですが、ヒバの板を使うことによって、その香りもみなさんに楽しんでいただきたい。冬の間訪れていただいた方に、この庭園の美しさ、そういうのも楽しんでいただければ」

そして、雪囲いと同時に行われているのが「雪吊り」です。

樹木の枝が雪の重さで折れないよう、縄などで補強する作業で、その先端には職員の技とユーモアが光る縄細工の「頭飾り」が施されています。