名古屋市長選挙は「河村前市長VS大村知事」の構図?

名古屋市長選はどうだったのか?

大塚さんは、自民、公明、立憲、国民の推薦も受けたが、水面下で支援していても、所属議員らが積極的にマイクを握って応援する戦略はとらなかった。

表立っての支援ではなく、いわゆるステルス作戦を選んだのだ。それはなぜか?

実は、この選挙戦の構図は、これまでの河村市政の闘いの構図そのものになっていたからだ。

河村さんいわく、庶民派市長 VS オール議会。

これは、給料を三分の一以下の800万円に減らした自分を庶民の代表に見立て、給料を自分のように大きく減らさない議会は税金を食い物にしていると批判を続けた河村市政4期の15年戦争の構図なのだ。

大塚陣営からすれば、市議会議員らが街頭に立てば、相手の土俵で相撲をとることになる、それは避けたかったのだろう。