■県知事 異例の“芋煮会発言”!?

ただ、芋煮会はコロナ禍で2年間一部縮小あるいは中止になりました。2020年、日本一の芋煮会フェスティバルの関係者たちは、何とか3密を避けて開催できないかと考えました。コロナが広がっていましたが、芋煮ドライブスルーという形で4000食販売しました。さらに2021年は、感染拡大が止まらなかったため「日本一の芋煮会」の中止を決定、さらに山形県知事が集まってやるような芋煮会のイベントも芋煮シーズンを前に山形県民に呼びかけました。

山形県 吉村知事
「芋煮会をどうしたらいいかずっとずっと考えてきたが、今年だけは何とか我慢を」

このコメントに対して、SNS上では「知事が芋煮会に言及・・・それほど県民の芋煮会への愛は深い」「山形県民があの芋煮会を我慢するなら、私も色々と諦めがつく」というようなSNS上のコメントがありました。

ホランキャスター:
オール山形で芋煮会に向き合ってるわけですね。

■巨大鍋「初代」「2代目」は今・・・?

南波キャスター:
そしてオール山形という意味では、山形の皆さんは芋煮会フェスに誇りを持ってとり望んでいます。

まず「三代目鍋太郎」は、普段は会場から約100m離れた場所に展示されています。大きさは約6.5mで約3.8トン。もともと4400万円かけて作られたのですが、大体3000万円ぐらいは山形の皆さんのクラウドファンディングで作られたということで皆様のまさに誇りになっているわけです。先代はどうなっているのか。
まず「二代目鍋太郎」は、1992年から2017年まで使われていたもので、山形市立谷川河川公園に展示されています。

そして1989年の第1回開催時、旧建設省のヘリで空輸した初代も直径5.6m、約2.2tあるのでかなり大きいものだそうです。こちらも、山形市の唐松観音前広場に展示されています。 展示されているということで皆さんのまさに誇りということですが、やはり、食べるのがメインじゃないですか。食べるという意味では、今や芋煮だけでは終われない二刀流の楽しみ方が山形で流行っているそうで、芋煮会の〆は、最後、芋煮にカレーとうどんを入れた「山形芋煮カレーうどん」を食べるのが今時の山形だそうです。井上キャスター:
一つのことをしっかり町であげてやると、一大イベントになるわけですね。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
人ともちゃんと繋がれるし、芋煮でないとダメだということがよくわかりました。開催ができてよかったですね。