周南市の総合化学メーカー・東ソーの今年度の中間決算は、円安による販売価格の上昇などで増収増益となりました。
中間決算は、売上高が前の年度の同じ時期から419億円増え5276億円、経常利益は7億円増え、451億円で増収増益となりました。
円安による販売価格の上昇などが要因で、売上高は2期ぶり、経常利益は3期ぶりに増えました。
東ソー経営管理室 土家崇 南陽経理課長:「アジア市況が低迷したままということですので、そういった外部環境を鑑みれば健闘しているかなと思う。まず足元をしっかり固めて、状況が好転した際にチャンスを逃さないよう臨んでいきたい」
今年度通期の業績予想は、円安などで増収を見込む一方、海外市況の低迷や半導体関連需要の回復が想定よりも遅れていることなどから、経常利益は当初の見込みより40億円減の増収減益としています。