玉井詞さん
「テレビの番組で『まんが日本昔話』をね、1本まるまる受ける仕事で。演出と美術って2つの仕事をやりました」
そう、玉井さん、「まんが日本昔話」の演出などを担当していたすごい人なんです!

もともと絵本作家を志し、京都の美術系の短大に進学した玉井さん。
卒業後はフリーの絵本作家としてキャリアをスタートします。
個展を開くなど活動を行うなか、縁あって関わることになったのが「まんが日本昔話」でした。
玉井詞さん
「スカウトされてその道に入ったんですけど、でも全然アニメーション知らんから最初はとても困ってね。やっぱり勉強するにしたって全部が全部未知の世界で。
ただ、監督さんに『あんまりアニメーションを覚えるな』って言われたんですよ。なぜかって言うとそれを覚えるとあなたの味が消えるからって。自由にやっていいんだって、自分の感覚で感性でやればいいっていうのが助かりましたね。」
その後もテレビや雑誌など幅広い分野で活躍した玉井さん。
仕事に対して充実感を感じる一方、強くなっていったのが「故郷への思い」でした。