県境が新たな観光スポットに!?その可能性は…
さて、愛媛県~高知県の県境には四国カルストなど、既に知名度のある観光地も存在しますが、西村さんは少し変わった愛媛県~高知県境の『県境スポット』を紹介してくれました。
それは、四国カルストから少し離れた県境にある韮ヶ峠(にらがとうげ)で、諸説ありますが、坂本龍馬が幕末に脱藩した際に通った峠とのことです。
ちなみに、この韮ヶ峠に西村さんが実際に訪れた際、坂本龍馬の“銅像”と期待した物が実際には“パネル”だった、という話を聞かせて頂きました。
確かに、写真を見ると一見銅像のように見えなくもありません。


西村さんは、県境の魅力について、次のように語ってくれました。
(西村さん)
「(県境は)目に見えない線ではあるが、そこにはあるのは確実。県境だからこそ道路の舗装が変わっているとか、県境のラインを示すものがあるなどの原始的な楽しさはあるが、県境がなぜそうなっているか、歴史的、地理的な理由がわかるとさらに面白い」

県境には私たちの知らない魅力がまだまだあるようです。そして、いつの日か、愛媛県の最短・最長の県境も『観光スポット』となる日が来るかもしれません。
(この記事は、前編・後編のうち後編です)
【前編】日本でここだけ!?愛媛県~広島県の県境「我が国で唯一の海上で県境を跨ぐ農道橋」ってどんな場所?意外の知らない県境未定地も…