足を滑らせコーヒーに浮かぶのが「ノミバエ」

ーあの、非常に動きが読みづらく、素手では駆除しにくいコバエは「ノミバエ」だったのですね。

(大野さん)
「ノミバエの成虫はいろいろな場所に止まり、落ち着きなくぴょこぴょこ動き回っています」

「目の前をジグザグにぴょこぴょこぴょこぴょこ、突然ふわっと飛び立ちます。なかなか姿をじっくりとは見せてくれない、よく動き回る虫で、捉えるのは難しいです」

ー食卓付近でもよく見かける、あのコバエですよね。

(大野さん)
「においに敏感で、色々な『においのするもの』の周りによってきて、うろうろします。目の前で私たちの食事中のお皿の上のものなどをペロッと拝借していったり、コーヒーカップの縁で足を滑らせて泳いでしまったりと困ったコバエです」

ー厄介な存在です。

(大野さん)
「ノミバエの仲間は『においが大好き』。生ごみや三角コーナーなどのにおいにつられて、成虫がやってきて卵を産んでいきます。幼虫はいわゆるウジで、いろいろな残飯をモクモク食べて育ちます」