年齢に応じたスマホの “適正な距離” あなたは何㎝?

目の筋肉に負担をかけずにピントを合わせられる距離は年齢によって異なります。戸田さんによりますと
▽10代は最も近くて約5センチ
▽20代は約10センチ
▽30代は約15センチ
▽40代は約30センチ
といいます。

ただスマホを見るときはこのような加齢による変化を考慮しつつも、実際にはこの距離以上に離して見る必要があります。

眼科医 戸田良太郎 さん
「スマートフォンも悪くない。自分の加齢がが悪いわけではない。ただ、自分の近くを見るピントの距離の限界が、だんだん10代、20代、30代ってなって大人の階段を上るにつれて一段一段離れていくというイメージですよね」

10代の子どもは約5㎝とありますが、スマホを近くで見てもだいじょうぶというわけではありません。

戸田さんによりますと、特に8歳未満の子どもはまだ目が成長段階のため、画面を近くで長時間見てしまうと、▽近視の進行や、▽後天性内斜視(目が内側に向いた状態になる)リスクが高まるそうです。

これはあくまでピントの合わせられる最も近い距離なので画面を離して見ることを心がける必要があります。

このため、スマホやパソコンを使う際は▽少なくとも30センチ以上話すことを心がける、▽30分に1回は目を休める、▽長時間使用しない、と戸田さんは話しています。