長時間続くと…「ずっとスクワット、空気椅子状態」

眼科医で、広島大学客員準教授の 戸田良太郎 さんに聞きました。

眼球には「水晶体」というカメラのレンズに当たる部分があります。周りの筋肉が伸び縮みすることによって水晶体が厚みを変え、目のピントを調節しています。

スマホなどの画面を近くで見るときは、水晶体が分厚くなった状態。これが長時間続くと、筋肉に過度な負担がかかってしまうといいます。

眼科医 戸田良太郎 さん
「ずっと近くでスマートフォン見てたら、ずっとスクワット状態ですよ。空気椅子みたいな状態で。空気椅子30本やって歩こうと思ったら、よろよろってするでしょ。それが目に起こる」

この状態が日常的に続くと、目のピントを調節する機能が弱まり、若い人でも老眼のような症状が出ることがあるといいます。“スマホ老眼” ともいわれています。

眼科医 戸田良太郎 さん
「スマホ老眼といったら、どっちも悪いイメージあるじゃないですか。スマホも悪そうだし、老眼もあまりポジティブなイメージないから。でも、そうじゃないんですよ。スマホも大事だし、エイジングもいいことなんで、生活習慣を変えればより快適に行けるということをお伝えしたい」