■小泉今日子が証言「びっくりするほど自己評価が低い」

“本木をよく知る友人”として番組にメッセージを寄せたのは、1982年に歌手デビューした“花の82年組”の同期・小泉今日子。忙しい日々を共に駆け抜けた小泉の登場に、本木は「同志ですね」と感慨深げ。小泉も「幼なじみのようなもの。ちょっと遠い親戚感」と、絆を滲ませた。

小泉から見た本木は「びっくりするほど自己評価が低いんですよ。常に後悔しているし、悩んでいるし。人に気を遣いすぎてずっとしゃべっている」。日本が誇る名優の意外な素顔が明かされると、本木自身も「誰かから認められたいと思って生きている。そのことがいつも悩ましいんです。こういう性格、どうしたらいいんでしょう」と、意外なコンプレックスを打ち明けた。

一方で、「エゴサーチ好き」だといい、「きらっと光る指摘を見つけたりすると、わかる人にはわかってしまうんだな、と自分への戒めにもなる」とも。NHK大河ドラマ『徳川慶喜』(1998年)で主演を務めた際には、NHKに寄せられる感想FAXのうち「ネガティブなものだけ見せてくださいと言って…。『こういうところ見られてるんだ、ここがダメなんだ』っていうことを見ながら、それを翻していこうと」と、批判的なものばかりチェックしていたそう。これには林も「ほめ言葉は何の役にも立たないですよね。非難の言葉に改善ポイントが隠れていることも多いです」と共感しきりだった。