■人生最大の助言者は、樹木希林さん

本木は1995年に也哉子さんと結婚し、也哉子さんの母で、俳優の樹木希林さんとも家族になった。樹木さんの言葉で忘れられないというのが、「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」という言葉だ。
本木は「“面白がる”と“楽しむ”は違う。“面白がる”っていう言い方が樹木さんの場合、肝ですよね。すべてを、良かった方向に持っていく。自分のダメさも引き受けて、認めて、それを面白がっていくということにつながる。(樹木さんは)人生の最大の助言者でしたね」としみじみ。
樹木さんからは、“育てる”という考え方も受け継いだという。「どんな形であっても、“子を育てると自分が育つ”。それは子どもじゃなく、植物やペットでもいいんです。“育てる”、その日常生活がなければ、役者というのも成立しない、という考えの人だった」と語った。