逮捕の男は「ベテラン消防団員」
放火の疑いで逮捕・送検されたのは、三沢市本町4丁目の無職・畑内敏幸容疑者(47)です。

畑内容疑者は18日午前3時半ごろ、所属している三沢市消防団第6分団の屯所に火を放ち、全焼させた疑いが持たれています。
この火事の消火活動中に、畑内容疑者が「私が放火した」と自首したことで犯行が発覚しました。
一夜明けた19日も、警察は現場の状況を調べていました。

三沢市消防本部によりますと、畑内容疑者は消防団に28年間在籍していた“ベテラン”で、20年ほど活動をともにした元消防団員の男性は、青森テレビの取材に対して驚きを口にしました。
畑内容疑者を知る 元消防団員の男性
「まさかと思った。まさかこういうことをするとは思わなかった。普段はおとなしい人、あまり騒ぐ人でもない。消防団員がこういうことをするのは、やっぱりまずいよね」
事件を受けて三沢市消防団の渡辺長一消防団長は「市民のみなさまの信頼を裏切ることになり、誠に申し訳ありません。1日も早い信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

警察は、19日午後に畑内容疑者の身柄を検察庁に送り、犯行の動機などについてさらに調べを進める方針です。