しかし2007年…。
22億円あまりの負債を抱えた姫川病院は、経営難で閉院してしまいます。

【糸魚川市大野区 元区長 新井春雄さん】
「まさかこんなに病院って、ダメになるものだと全然思っていなかった…」
閉院してから15年以上。
かつて地域医療の希望となっていた病院は、管理されぬまま荒れ果て、現在は近隣住民の悩みの種になっています。
「夜、若い方とか中に入って騒いだりとか」
「一番迷惑なのは、ガラスを割ろうとしてガンガンガンガン音出したりとか…」

近隣住民によりますと旧姫川病院は、県内外から毎晩のように何者かが侵入する『心霊スポット』になっているといいます。
「インターネットで、“幽霊屋敷”とか…。不気味な感じだわね」
「壊してもらいたいんだよね、更地にして。誰が入るか分からないからね」
人が入らないよう近隣住民らは看板を設置しましたが、侵入者は後を絶ちません。
「以前は注意してたんですけど、注意しきれない感じになっちゃって…」
「ここ何年かは、来ていても、見て見ぬふりみたいになっちゃいますね」