「オオズワイガニ」と言えば…
北海道立総合研究機構 栽培水産試験場の担当者
「地元で刺し網という漁具でカレイとかを捕っているのですが、オオズワイガニがかかることで、カレイが捕れなくなってしまいます」
オオズワイガニは現在5種類確認されているズワイガニのうちの一種。見た目こそズワイガニ(松葉がに)にそっくりですが、松葉がによりも甲羅が大きく脚が太いのが特徴で、実は全くの別物です。

去年、北海道の一部地域で大量発生し、網にからまったり切ったりして、北海道の漁業に深刻な被害をもたらしました。
北海道は駆除目的で特別採捕許可を出しましたが、あまりに捕れすぎるため地元の直売所で1杯150円で販売。すると激安ガニとしてニュースにも取り上げられ、厄介者から人気者に変身しました。
そして、今年5月に鳥取県内のスーパーで販売されていた「親かに」は、このオオズワイガニのメスだったのです。