「エサの寄付」は年間なんと30t以上!

 直面する「財政難」を、寄付で乗り切ろうとする公営動物園も。開園前、京都市動物園にやってきたのは老舗豆腐店。届けたのは大部分が産業廃棄物となってしまう「おから」です。

 (南禅寺豆腐屋/服部食品 西島寛さん)「動物園がエサで困っていると聞いて、うちのおからを役立てられないかと」

 このおから、クマやカバなどが喜んで食べるエサになるそうです。京都市動物園では、年間6千万円ほどかかるエサ代を節約するために、飲食店や企業から、本来は捨てられてしまうはずの野菜の切れ端などを、「エサの寄付」として受けつけています。

 (京都市動物園 和田晴太郎園長)「(年間)30t以上寄付の量はある。エサ代の価格も上がっていると考えれば1000万円以上の費用の効果があると思います」