敦子は「カルト教団の教祖?」涙声で実姉が語った思い
最後に検察は「敦子らへの思い」を尋ねた。実姉が涙声になり言葉を詰まらせる場面もあった。

検察:
「あなたにとって敦子の存在とは」
実姉:
「私にとっては…頼れる存在だったのは間違いない」
検察:
「『カルト教団の教祖』とも言っていたようだが」
実姉:
「みんなに好かれていて、何かあったら助けてくれるという意味。そして敦子の周りには、敦子の意思に従う人たちがいる」
検察:
「直哉たち兄弟にとっては」
実姉:
「最初は、母のような存在だと思っていたと思う。2人の実母が売春で家を空けることが多いなかで、敦子が2人に温かいご飯を作ったり衣服を提供したりしていた」
検察:
「長男は敦子と結婚しているが」
実姉:
「ずっと一緒にいて1人の女性としてみるようになり、『愛』に変わったのだと思う」
検察:
「最後に、敦子被告と直哉被告に対して思うことは」
実姉:
「今回の件に関して2人には罪を償ってもらいたい。裁判員の皆さんもしっかり判断してほしい」