天気予報にはどのように役立てている?

◆衛星画像
◆天気図
◆推計気象分布図
◆台風の進路・勢力

気象予報士 森朗氏:
よくご覧いただいている「衛星画像」は、実は1種類だけじゃなくて可視画像とか赤外画像とか、今のひまわり9号では全部で16種類もあるんです。
それをスーパーコンピュータに入れて、天気予報に用いたりしています。
「天気図」の前線を書くときにも衛星画像を見ながら書いていますし、天気の分布を表す「推計気象分布図」というのがあるんですが、雨はレーダーやアメダスでわかるんですけども、晴れか曇りかは気象衛星の画像で判断しています。
また、台風の現在の位置がどこにあって、前の時間と比べてどれぐらい移動したかや進路を見るのにも使います。

また、ひまわりでは雲以外に▼火山灰▼黄砂▼霧なども観測できます。

コメンテーター 迫田さおり:
本当にすごいですね。ひまわりからの情報なんですね。天気は生活には欠かせないですからね。

森氏は「ひまわりに不具合があると予測のための材料が足らなくなり予測精度が落ちるおそれもある」と話します。

気象予報士 森朗氏:
例えば昨日(11月11日)は、途中で赤外画像が見えなくなったんですよね。
夜は可視画像が真っ暗になってしまうので、赤外画像が大事なんです。
夕方に幸い回復したのでそれで判断できたんです。続いていたら分からないです。