もし故障したら?

今回は観測障害でしたが、もしひまわりが故障したらどう対応するのでしょうか?
今使われている「ひまわり9号」が故障した場合、待機運用となっている「ひまわり8号」に切り替え運用となります。
「ひまわり8号」は2014年に打ち上げられ、翌年から2022年12月まで使用されていました。今回のトラブルで、念のためのバックアップ機として立ち上げ作業が今回進められています。
また、海外の気象衛星の助けも得ることができます。
宇宙には各国の気象衛星が打ち上げられていて、相互に協力関係があります。
実際2003年にはアメリカの気象衛星を日本がレンタルしたことも。
「ゴーズ9号」を日本の衛星軌道上に移動して、2005年6月まで2年間レンタル運用しました。
江藤愛アナウンサー:
レンタル費用はかかったんですか?
若林有子アナウンサー:
正確な額はちょっと今言えないんですけれども、かなりお高かったと。
江藤愛アナウンサー:
でも感謝ですよね。貸してくれるだけ。
恵俊彰:
そりゃだってすごい情報だから、同盟国だから貸してくれるんでしょうね。
やっぱり自前でやんなきゃいけないっていうことなんでしょうね。
このときをきっかけに日本は打ち上げの間隔を短くして、本格運用と待機運用の2基体制での運用が始まったということです。
恵俊彰:
バックアップは本当に必要ですもんね。今度10号の打ち上げはいつなんですか?
気象予報士 森朗氏:
2028年ぐらいと言われてますからまだ期間があるんですけど、こちらが2基体制になるのかどうかはまだ決まっていないようです。
(ひるおび 2024年11月12日放送より)














