医療脱毛やボトックス注射など、身近になりつつある「美容医療」。一方で、知識や経験が浅い医師による施術でやけどなどの健康被害にあうケースもあり、安全をどう守るかが課題となっています。
目の周りから頬にかけて赤く腫れ上がった女性。
レーザー治療で健康被害にあった女性
「びっくりしました。これ、やけどじゃないかなと思いました」
3年前、都内のクリニックで顔のシミ取りの治療を受けました。クリニックで比較的弱いレーザー治療を受けた直後、顔が腫れてきたといいます。
レーザー治療で健康被害にあった女性
「施術中も違和感はありましたけど、施術直後も水ぶくれでやけどみたいになっているので、これで合っているのかなって感じでしたね」
後日、他のクリニックに相談したところ、やけどの状態だったと驚かれたと言います。
レーザー治療で健康被害にあった女性
「(Q.施術は誰がした)そのクリニックの院長です。もともと麻酔科の先生とおっしゃっていました。間違いがあってしまうことはしょうがないんですけど、それにしても対応も誠実じゃなかったかなとは思う」
こうした美容医療に関するトラブルは年々増加しています。去年、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は6280件と、5年で3倍以上に。
美容医療のほとんどは費用が全額患者の自己負担となる「自由診療」となっていて、トラブルがあったとしても、第三者が診療の内容が妥当かどうかなどについて確認する制度はありません。
長年、美容医療に携わる医師は…
聖心美容クリニック 鎌倉達郎 統括院長
「医師免許と最初の初期研修をクリアすれば、そこからは何にでもなれるという。美容医療の中での経験がなくても美容をやれてしまう、そこがすごく難しいというか、問題になっているところではある。経験が積まれないまま、患者の診療をしてしまうと、当然(適切な)対応もできない」
こうした問題を解決すべく、きょう開かれた美容医療に関する厚労省の検討会では、「美容医療に関連する専門医の資格をもっているか」を含む安全管理の体制について、年に一度、都道府県へ報告する義務を課す案が示されました。
聖心美容クリニック 鎌倉達郎 統括院長
「最低限の安全対策をそれぞれがちゃんとやっているのかというところを(国が)チェックするのは大事だというふうに思います」
美容医療を安全に受けるために対策が急がれます。
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