東京都は対策も…専門家「今やそれを超える雨」

水害リスクマネジメントが専門で、東京大学名誉教授と河川情報センター理事長を務める池内幸司氏によると、「1時間100ミリの雨は排水能力を超えている。都市部はコンクリートなどに覆われていて水の流れが速く、10分かからず冠水することもある」ということです。

東京都は「地下調節池」という豪雨対策をとっていて、1時間75ミリの排水能力を目標に整備していますが、実際には50ミリほどで冠水してしまう場所もあるということです。

池内氏は「施設は機能しているが、今やそれを超える雨が降っている。いつどこで浸水が起きてもおかしくない」と指摘します。

「アンダーパス」や、側溝、マンホール付近では注意が必要ですし、「普段走っている道路だから大丈夫」と思わずに警戒するようにしてください。