◆武田氏「石破降ろし、すぐには起きないのではないか」

――もし野党が一枚岩になってしまうと、不信任決議がいつでも通る状況です。でも、「石破降ろし」はそんなにすぐには起きないのではないか、微妙なバランスで成立しているようです。まず自民党内では「火中の栗を誰が拾うのか」今の自民党の総裁に誰がなりたいのか、という話があります。

(武田一顕氏)トップが変わっても議席は変わらない。だったら今のよりも、次の解散総選挙を見据えて、議席が取れるような頃に(総裁を)やった方がいいだろうというふうに内向きの考え方をしてるわけです、党内が。

臨時国会の補正予算はおそらく与野党ある程度話し合いで通ると思います。ただ来年の通常国会で、予算はまさに政府の骨格ですから、これでぶつからなかったら今度は「野党何やってんだ」って話になる。そこでぶつかって石破さんは相当厳しい立場に追い込まれるだろうと私は見ている、来年2~3月に非常に大きな壁が立ちはだかってくると見ています。