(若狭敬一アナウンサー)
11日午後、自民党の石破総裁が再び総理大臣に選出されました。どのように選ばれたのか改めて確認しておきましょう。

(大石邦彦アンカーマン)
与党が少数、野党が多数派なので、この「総理指名選挙」で一発逆転、政権交代があるかもしれないということで大きなニュースになっていたわけです。

結果を見てみると、石破氏が221票。自公の215議席よりも6票多いわけは、先の衆院選で非公認の方々が乗ったと思われます。

そして立憲の野田代表は、148議席よりもプラス3票多い151票。

維新は党議拘束が1回目、2回目とかかっていたため、38議席と同数の38票。

国民も党議拘束がかかっていたんですが、玉木代表の不倫疑惑が報道され、国民民主党内で玉木代表の名前を書くのか議論に。結果、玉木代表に投票することが決まり、28票、全員が投票しました。

しかし、1回目の投票では、だれも過半数の233票を超えなかったので、石破総裁と野田代表2人の決選投票になったと。

その結果2回目は、石破総裁が221票で増減なし、野田代表はプラス9票。一方で無効票が84票ありました。この84票は、上位2人の石破総裁、野田代表以外の名前が書かれたもので、無効票となります。

(若狭)立憲民主党は「野党の皆さん何とか野田代表と書いてくださいね」ということで連携を図ったんですが、結局まとまらずということだったんですね。