「クアドラプル台風」現る?

台風になれば25号となり、今月4つ目となります。台風22号から24号とあわせて4つの台風、いわば「クアドラプル台風」が同時に存在することになれば、2017年7月23日以来7年ぶりで、11月としては1951年の統計開始以来初めてとなります。こうした台風が発生している海域はまだ海面水温が30度近くあって、台風ができやすい環境が整っているものとみられます。

新たな台風となる予想の熱帯低気圧の進路予想(気象庁HPより)

この新たな台風は発達しながら西寄りに進み、15日頃には暴風域を伴った状態でまたもフィリピン付近へ進む予想となっており、その後北上して台湾や沖縄の先島諸島方面に近づくおそれがあります。8日から10日にかけては鹿児島県や沖縄県で記録的な大雨となりましたが、こうした現象には台風22号周辺の暖かく湿った空気が間接的に影響していた可能性もあります。新たな台風も南西諸島に影響を及ぼすことが考えられ、今後の動向に注意が必要です。