タレントの松本人志さんが、週刊誌の記事で名誉を傷つけられたとして、文芸春秋などに賠償を求めた裁判で、松本さんの代理人弁護士は8日、訴えを取り下げたと明らかにしました。(11月8日「Nスタ」午後5時半すぎの放送より)
松本人志さんが訴え取り下げ 女性らに謝罪

山内あゆキャスター:
松本人志さんと週刊文春、双方のコメントが発表されました。
【週刊文春コメント】(文春オンラインより)
「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。
なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」
女性らと協議をして、文春側としては被告との取り下げに同意したということです。

レイ法律事務所パートナー弁護士 河西邦剛さん:
“女性と協議して”というところが一番ポイントかなと思います。
あくまでも松本さんが訴えたのは「文春」と「編集長」なので、被害を訴えている2人のA子さん、B子さんは裁判とは直接関係なく、当事者ではないんです。
ただ文春としては、性的強要を立証・証言していく中で、被害を訴えている女性が核になってきて、これから何年も一緒に裁判を戦っていこうというときに、「もう自分たちはいいから取り下げます」ではなく、会社として、「被害を訴えている女性と協議をして取り下げました」ということを発表したのかなと思います。