「王者」が県内の相手に許した久しぶりのトライ…しかし慌てなかった佐賀工
それでも、早稲田佐賀はあきらめません。前半は、攻め込みながらも得点につなげることができなかった早稲田佐賀でしたが、後半ついにトライに結びつけます。
WTB佐藤光希選手の判断のいいキックで、うまく佐賀工ディフェンスの背後に攻め込むと、LO益田小鉄選手が素早く出したボールに全員が反応して、最後はFB肥後直希選手からパスを受けたWTB瓜生敬悠選手が左隅にトライ。厚い壁・佐賀工から記念すべき初トライを奪いました。
王者が県内の相手に許した久しぶりのトライ。しかし、佐賀工は慌てませんでした。前半から優位に立っていたFW陣を生かした攻撃で確実にエリアを獲得すると10分、15分とモール攻撃から2つのトライを奪って、リードを広げました。
早稲田佐賀も、後半18分に2つ目のトライを奪って食い下がりますが、反撃もここまで。その後、さらに3つのトライを積み重ねた佐賀工が48対12で粘る早稲田佐賀を下して、43大会連続53回目の全国大会出場を果たしました。