▼「年収の壁をなくすことで全てが解決するわけではないが…」
物価がますます上昇、人手不足の声もますます大きくなっている現在の日本。
私たちとの生活と切り離せないお金の話ですが、この「年収の壁」の話は様々な税金や社会保険の話が絡み合い、わかりにくくとっつきにくい一面もあります。
いよぎん地域経済研究センターの菅正也主席研究員は「年収の壁をなくすことで全てが解決するわけではないが、少なくとも多様な働き方を選べる制度の構築を通じて、パートタイム労働者の望まない「就業調整」が改善されることを期待する」と述べています。
今も議論が進む「年収の壁」の話ですが、政府が進める2年間限定の「年収の壁・支援強化パッケージ」はもとより、財源を恒久的なものにするために他の部分で節約するなど、制度そのものの抜本的な見直しが必要なのかもしれません。
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