渡辺被告の新居が建つまでの約4カ月間、女性の自宅で同棲生活を送ることにー
渡辺被告は、殺人事件の現場となった新居を建てることになりました。新居が建つまでの間ー
女性:「私の家に居候とみたいな形で一緒に生活したいと話がありました」
検察官:「奥さんはどこに?」
女性:「実家に帰ると言っていました」
検察官:「それを聞いて、あなたはどう思いましたか?」
女性:「奥さんとの関係が順調の中で、自分との関係を続けるのかなと思っていました」
検察官:「被告人は?」
女性:「”離婚を考えている”と。”私との関係を正式な形で進めていきたい”と」
検察官:「もし離婚したらお子さんはどうなると?」
女性:「奥さんが育てるのかなと思っていました」
検察官:「もし被告人がお子さんを引き取ると言ったら?」
女性:「その時になってみないと何とも言えないですけど、すぐに賛成できる感じとは思っていなかった」
検察官:「それは何で?」
女性:「自分が育てる自信がない」
検察官:「今後について聞いたことは?」
女性:「あります」
検察官:「どんなことを?」
女性:「自分との将来の話だったり、離婚の話だったり」
検察官:「奥さんとの生活を比べるような話をしたんですかね?」
女性:「奥さんとの生活と比べて不満はないかと話はしました」
検察官:「これに対して被告は?」
女性:「”不満はないよ”と」
検察官:「新居で暮らすと聞いてどう思ったか?」
女性:「奥さんと離婚を考えているとあったけど、離婚について話は進むのか不安がありました」
女性は、渡辺被告が本当に離婚をするのか不安になったため、「年内に離婚の話が進んでいなければ、諦めてこの関係は終わる」と告げました。
検察官:「それに対して被告は何と言いましたか?」
女性:「”1年以内に奥さんとの関係をはっきりさせるまではいかなくても、話はする”と」
しかし、後日、渡辺被告から「離婚話がなかなか進まない」と伝えられます。
女性:「離婚について話はしてるけど、(奥さんは)まだ私との関係が続いていて離婚の話をしてるんじゃないかと考えていて、話が進まないと言われた」