重永さんは普通科の進学校に入学し、独学でゴルフの練習を続けました。


高校では足腰を鍛えようと陸上部に入り、学校の勉強に部活にゴルフの練習と、まさに寝る暇もない日々を過ごしたそうです。

重永さん
「やっぱりゴルフがずっと好きで。好きで好きでしょうがない、追いかけてるって感じで。どっちも苦しかったら続かなかったと思うんですけど、ゴルフをするために勉強も頑張るっていう感じで。ちゃんと学校行きながらでもゴルフできるっていうのを伝えたいっていうのもあって」

高校3年生の時にはゴルフ部の選手らを抑え、県のジュニアゴルフ選手権で優勝を果たしました。


「ゴルフをしたくても、できない時間があったからこそ、大好きなゴルフができる今に感謝できる。それが自分の強みだ」と話す重永さん。大学に入ってから本格的にプロを目指し始め、1日3時間ほど球を打ち、動画を撮って自分のフォームを確認。

ただひたすらに自分自身と向き合い、技を磨いてきました。

そして今年、初挑戦にしてプロの称号をつかみ取ったのです。

重永さん
「まだまだ半人前というか、半人前にもなれてるか分からないですけど、一歩踏み出すスタートラインに立てたって感じですね。この厳しい世界の中で生き残って、最終的には、今ジュニアの人口がすごい減ってて、次の世代が生まれにくい感じになってるんですけど、そこがもっともっと盛り上がって、山口県も盛り上がってっていう、1つのキーパーソンになれたらいいなと思ってます」

支えてくれる人や、大好きなゴルフをできていることへの感謝の気持ちが原動力。次のステージに向かって、重永さんの挑戦は続きます。