11月5日は、「東日本大震災」を受けて定められた『津波防災の日』です。青森県八戸市では、津波によって甚大な被害が出た「東日本大震災」や「チリ沖地震」の当時の様子を捉えた写真展が開かれています。

八戸市役所で開かれている写真展には、災害の教訓を次の世代につなぐ96点の貴重な写真が展示されています。

八戸市で死者・行方不明者3人が出た1960年の「チリ沖地震」による津波被害を映した写真には、建物が浸水し、船が打ち上げられる様子が映し出されています。

また、13年前の東日本大震災の写真は、当時の津波の脅威を見る人に訴えかけています。

東日本大震災は1人が亡くなり、1人が行方不明となった人的被害だけではなく、家屋や工場などにも甚大な爪あとを残しました。

八戸市 危機管理部災害対策課地域防災グループ主事 田村紗椰さん
「この写真展を通じて津波の恐ろしさを再確認していただきたいです。非常時における備蓄品持ち出し品チェックリストを各ご家庭で確認していただき、防災減災に役立てていただきたいと思います」

この写真展は、11月8日まで八戸市役所で開かれています。