細長い雲列の正体は「ロープクラウド」 寒冷前線に対応して出現

このヒモのような細長い雲列は「ロープクラウド」と呼ばれるものです。ロープクラウドは一般的に幅10~30キロ程度、長さは1000km程度の細くて長い積雲の雲列で、中には2000~3000kmに及ぶモノもあるといいます。

寒冷前線の暖気側で空気が冷やされることで発生します。前線の活動が弱まるにつれ積雲が規則的に並んでいる特徴があります。

今回のロープクラウドは、前線が東へ移動するとともに細長い雲域も東へ動き、レーダーのエコーでは次第に不明瞭となってきています。