牛の胃を「ツンツンする」?
県農業高校3年 星碧虎さん(牛部部長):
「新しい肥料でつくった稲わらは茎が硬くなったので、これでルーメン(牛の一つ目の胃)をツンツンツンと刺激することで食欲が増進する。飼料効率が3%増加したのも確認できたので、環境保全をすることで牛も経営的にも良くなるのではないかと」

また、こんな研究も…。牛舎のところどころにパイプのようなものが取り付けられています。実はこれ…
県農業高校3年 星碧虎さん(牛部部長):
「このパイプの中に2つの測定器が入っていて二酸化炭素とメタンガスの量を測定している」
牛のゲップを測定しどうするのか?
牛が出すゲップを測定し、二酸化炭素とメタンガスの排出量を調べているのです。牛のゲップに含まれるメタンガスは二酸化炭素の25倍もの温室効果があるとされ環境への影響が懸念されています。そこで星さんたちは、メタンガスを抑制するエサを牛に与えて牛舎内の濃度を測定・記録し、その効果を確かめました。

県農業高校3年 星碧虎さん(牛部部長):
「(記者:エサを使わないとどのくらいの数値になる?)1日400ppm。簡単に言うとここ(PC画面が)が400になる(記者:だいぶ減っていますね・・・)」

測定を続けたところ、最大30%のメタン削減が確認できたということです。