「あの日」の自分に宛てた31人の手紙

朗読:
「手紙、本来ならば、差出人と受取人がいて成り立つ一通の物語…」

10月19日、仙台市の宮城野区文化センター。元TBCアナウンサーの藤沢智子さんが集まった人たちを前にある一冊の本を朗読しました。

朗読:
「いつでも伝えられると思っている言葉が、その日の午後には一生伝えられなくなってしまいます」

朗読するのは、「永訣 あの日のわたしへ手紙をつづる」。震災発生から10年の2021年、「あの日」の自分に宛てた31人の手紙を当時、東北学院大学の教授だった金菱清さんがまとめた本です。