東日本大震災の発生から10年の2021年に出版された一冊の本。そこに綴られているのは31編のあの日の自分に宛てた手紙です。手紙を書いているのは、震災で大切な人や故郷を失ったひとたち。そのうちのひとり、震災の津波で両親を亡くした女性が手紙に託した思いとは。