当時何度も大仏に会いに行った被爆者『ここに来れば何か落ち着く』

8月6日、広島原爆の日。ある被爆者が広島大仏との再会を果たしました。梶本淑子さん(91)です。原爆投下の約1年半後に父を亡くした梶本さん。当時、大仏殿の近くにあった親戚の洋服店で働いていて、何度も大仏に会いに行ったといいます。
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(梶本淑子さん)
「懐かしいですねぇ、本当に。お久しぶりですね。すごく父に似ているんだわ。お寺もない、お宮もない、神社も何もない時でしたから、心の支えのような。ここに来れば何か落ち着くとか優しくなれるというのは、お父ちゃんに会いたいという気持ちが半分あったんじゃないかなと思ったりします」
再び被爆地の人々の心を照らした広島大仏。














