岡山県津山市の市道で「グレーチング」と呼ばれる側溝の蓋が盗まれました。この道路、ある理由で人目につきにくい場所だったことから、狙われたのではないかとみられています。

(津山市土木課 宗平努さん)
「こちらが盗まれた箇所になります。ここまで大規模に被害にあったのは初めてです」

津山市加茂町と鏡野町恩原高原を結ぶ、西原線です。およそ800メートルの範囲で、23枚のグレーチングが盗まれました。盗難防止の鎖がついていましたが、これも切られたといいます。

(津山市土木課 宗平努さん)
「鉄がいま高騰しておりまして、売却するために盗っていったのではないかと…」
被害総額は156万円相当。ある理由で、人目につきにくい場所だったことがわざわいしました。

(秋庭貴泰記者」
「実はこの道路、去年8月の台風で、一部が崩落し通行止めになっているんです」
台風で、道路が崩落ー陥没した部分の工事が続けられてきましたが、今月中旬に完了。25日に津山市職員が通行止め解除に向けた点検作業を行った際、盗難に気づいたといいます。その日のうちに警察に被害届を出しました。
(津山市土木課 宗平努さん)
「道路の安全に関わる危険な行為なので、やめていただきたい」

道路は11月1日に開通する予定で、グレーチングが盗まれた部分は三角コーンと工事灯で注意喚起するということです。














