妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判員裁判で28日、被害者の母親が検察側の証人として出廷し、「極刑にしてほしいです」などと述べました。
塩尻市の元県議丸山大輔被告50歳は、2021年の9月、自宅を兼ねた酒蔵の事務所で、妻の希美(のぞみ)さんを殺害した罪に問われ、裁判で無罪を訴えています。
一方検察側は、犯行の「動機」について、不倫関係にあった女性との交際や、妻の実家への借金などを主張しています。
28日の裁判には、殺害された妻・希美さんの母親が検察側の証人として出廷。

丸山被告の酒造会社の経営が赤字となり、希美さんの父親が金を貸していたこと。
また、選挙の資金として400~500万円を出した上、希美さんの父親の人脈を生かした全面的な支援が、当選につながったなどと証言。
希美さんは少しずつ借金を返そうと努力していたものの、丸山被告は一切返そうとしていなかったなどと証言しました。