「本当に辛かったです」
「仕事や子育てに一生懸命で、なんでこんなことに、頭が真っ白になりました」。
涙で声を震わせながら娘を失った心情を語った母。
最後に、犯人に対しての思いを問われると、怒りを込めて、「希美の苦しさを味わわせたい」「極刑にして欲しいです」と訴えました。

一方、弁護側の質問に対しては、事件の1年ほど前には希美さんの努力で、会社の経営が上向きになっていたこと。
希美さんの父親は被告に借金の返済を催促していなかったことなどを証言。
また丸山被告が事件後、逮捕されるまでのおよそ10か月の間、毎月15万円を返済していたと答えました。
事件直前に2人の間にトラブルがあったか把握していたか、問われると「ありません」と証言しました。
「動機」についての審理は29日で終了する予定です。