■「OSO18」なぜ捕獲が困難? 時計がわかる?

ここまで3年間にわたって捕獲に至っていないのはどうしてなのでしょうか。実はこの「OSO18」は3年間で2回のみしか防犯カメラに捉えられていないんです。というのも、雄のヒグマというのは警戒心が強いものです。北海道猟友会標茶支部長の後藤勲さんによると「人間を恐れて防犯カメラの位置を把握して逃げているのでは?」ということです。つまり人間がいるエリアをかなり把握しているのではないかということでした。
さらに、「犯行時間」も捕獲が困難な一つの理由になっているようなんです。ヒグマは昼間も行動しますが、主に夜行性です。「OSO18」が獲物を狙う時間というのは、人も牛も寝静まった時間の午後10時から午前2時ということで、北海道猟友会標茶支部長の後藤勲さんによると「人間の行動時間だけではなく牛が寝ている時間も把握して獲物を狙っている可能性がある」ということです。かなり学習能力が高いということが言えそうです。
■まるで忍者 「OSO18」移動した痕跡を残さない!

良原キャスター:
さらに捕獲が困難な理由として、「『OSO18』の行動範囲が想像できない」と北海道猟友会標茶支部長の後藤さんは話します。また、「OSO18」は他とは違う行動をするということです。後藤さんによると「通常なら獲物を捕らえたら、その近くから離れないのがヒグマの習性」。獲物への執着心が強いんだそうです。しかし「OSO18」は、獲物を少し食べただけでその場から離れる。執着心がないので、襲われた牛の近くを探してもなかなか見つからないんだそうです。
さらに、移動した痕跡を残さないという行動もとっています。足跡がつく河原ではなくて水の中をわざわざ歩いたり、舗装された道路に爪痕を残さないように迂回したりする。後藤さんは、「年をとって更にずる賢くなっている。とてつもない難敵だ」とおっしゃいます。
井上キャスター:
不思議なのは、人里に近い・都心部に近いところで、そういう学習をしていくならまだしも、これだけ局所的に特殊な進化をここだけしますかね。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
ヒグマは元々学習能力が高いと言われています。だから、段々と蓄積されてきたんじゃないですかね。














