「おにぎりを買うのをためらう」「バス代が30円上がりしんどい」都内の大学にある学生食堂では、物価高などで経済負担が重くのしかかる学生たちの切実な声が聞こえました。教育費の公的支出割合がワースト3位の日本。各党はどんな教育支援策で応えるのでしょうか。

格安の“応援ランチ”に行列 経済負担増す学生の声

午前11時前、専修大学の食堂にできた長蛇の列。その目当ては、ハンバーグにメンチカツ、デザートまで、650円相当のメニューを300円で食べられる人気の「応援ランチ」です。

大学生(1年)
「300円ですごくお得でありがたいなと思います。お財布に優しい」

大学生(3年)
「めちゃくちゃ得した感があります」

早い日には15分ほどで売り切れるという応援ランチ。破格の値段で販売される訳は…

専修大学 学生厚生部 新生真人さん
「経済支援の一環として、ひとり暮らしや最近は物価の上昇もあり、経済的な負担が大きいという声をよく聞くので」

ランチを楽しむ学生たちからも切実な声が聞かれます。

大学生(1年)
「バス代が上がって210円が240円になって、地味に毎日だとしんどいな」

大学生(3年)
「コンビニで買うおにぎりとかもだんだん値上がりしてて、少し買うのをためらう」

大学生(1年)
「食費かかるからご飯を抜いちゃいます。今日はこれ1食」

衆院選の投票日が迫る中、政治に何を求めるのでしょうか?

大学生(1年)
「奨学金を貸与で借りてます。月5万円。給付型(奨学金)を増やしてほしい。給付型をもらおうと思ってたんですけど、選考に落ちて」

大学生(1年)
103万の壁をどうにかしてほしい。全然働けない」