街で急増「モペット」のルールを知っていますか?
自転車のようだけど、実は「原付」(一般原動機付自転車)という乗り物があります。ペダルは付いていますが漕がなくても走行できる、その名も「モペット/モペッド」。今、街でモペットに乗る人が増えていますが、ルールを守らない走行が横行しています。
まず、モペットで公道を走るには運転免許が必要です。ナンバープレートやヘルメットも義務付けられていて、ウィンカー、ライトも必要です。
「モーターを切ってペダルを漕いで走っていればナンバープレートなどは必要ない」と認識している人も多いようですが、それは大きな間違い。動力で動ける以上、ペダルだけで走っても原付のルールが適用されます。
もう一つ、最近街でよく見るのが「電動キックボード」。特定小型原動機付自転車という、去年7月に新設されたカテゴリーに分類されます。
電動キックボードに関しては特別なルールがあります。16歳以上なら免許不要で、ヘルメットは努力義務、最高速度は時速20km以下です。最高速度表示灯というものを点滅させたうえで、時速6kmを超えない場合のみ、「特例特定小型原動機付自転車」として歩道の走行が可能です。最高速度表示灯は、時速6kmまでしか出さないという合図の点灯で、警察などが見たらわかるそうです。