能登半島地震で津波に襲われた新潟県上越市の直江津地区で避難訓練が行われました。能登半島地震を教訓に、車を使った避難を取り入れましたが、そこで見えた課題とは?
この訓練は、上越市で震度6強を観測し、沿岸部に『大津波警報』が発表された想定で行われました。津波避難は『原則徒歩』ですが、能登半島地震では高齢者らの避難を巡って課題が浮き彫りとなり、直江津地区の4つの町内会は『支援が必要な人は車を使う』という新しい避難計画を作っていました。

その4つの町内会のひとつ、港町の避難計画作成に携わった泉秀夫さんです。車と徒歩を組み合わせた避難で、事故が起きるのを危惧していました。

【上越市港町防災対策委員会 泉秀夫委員長】
「人も車も一緒になるんですよ。残念ながら、うちの町内のこの小学校には入口が校門しかない」