10月16日~10月20日頃 彗星が最も観察しやすくなる時期
紫金山・アトラス彗星は、2023年1月に発見された彗星で、「しきんざん」「ツーチンシャン」などと読みます。
紫金山・アトラス彗星が10月中旬に見頃を迎え、先週から日本各地で観察されています。
国立天文台によると、アトラス彗星の地球への最接近は10月12日(日本では13日)でしたが、かなり低い位置のため、肉眼で見える地域はかなり限られました。
日を追うごとに高度が徐々に上がっていきますが、15日頃までは地上の明かりや「もや」などの影響もあって、市街地での肉眼での観察は厳しいものと思われます。
16日頃からは観察しやすい高度になります。彗星自体の明るさがやや暗くなるものの、20日頃までは肉眼でぼんやり見えることが期待できそうです。
できるだけ空の暗い場所で観察するとよいでしょう。
その後は、さらに高度が上がりますが、彗星はより暗くなってしまうため、空の暗い場所でも肉眼での観察は難しくなるでしょう。
【観察時間帯・方角】
・観察時間帯:日の入り後1時間前後
・方角:西