「第一級の被爆遺構」市民団体は抗議

被爆遺構の保存と活用を求めている市民団体では、収容所の遺構は「第一級の被爆遺構」であり、「被爆の痕跡がある・ないの問題ではない」と、長崎市に対し抗議の声を上げています。

今後、現物の掘り起こしの可能性や慰霊碑などの設置について、市、ジャパネット、市民団体による三者協議開催を申し入れているということです。

長崎原爆資料館の近くには、オランダ人元捕虜の遺族や長崎の市民有志の手によって、追悼する「記念碑」が建立されており、毎年慰霊祭をとりおこない記憶をつないでいます。

被爆80年となる2025年の慰霊祭には、オランダから遺族ら約50人の参列が予定されているということです。