10月7日、中東ガザにイスラエルが侵攻して、1年となりました。今なお、多くの犠牲者を出しながら、戦闘は一向にやむ気配がありません。その根本には、何があるのでしょうか。

追悼イベントで戦闘継続の姿勢を強調

7日、イスラエルで、イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃から1年の追悼イベントが開かれ、ネタニヤフ首相は改めて、戦闘継続の姿勢を強調しました。

ネタニヤフ首相(ビデオメッセージ)
「我々の存在と平和を脅かしている限り、戦い続ける」

1年前の10月7日から続くガザでの戦闘は、いまだ停戦には至らず、イスラエル軍は、24年10月10日も避難民が集まる学校を空爆。28人が死亡したといいます。

ガザに住む女性
「私たちが何をしたの?殺された子どもたちは、イスラエル人に何をしたの?」

この1年でガザでの死者は、4万1800人以上にのぼり、そのうち子どもの犠牲が、1万1000人を超えるとされます。

イスラエル国内でも、停戦を求める政府への抗議行動が行われています。