ここを出発点に…

11月、東京都内で自分たちの経験を語る講演会を開きたいと考えています。

只野哲也さん:
「事故、災害が起きた時だけの焦点じゃなく、そのあとにその人のどんな人生があったのかをこの30分で語れるか…」

東日本大震災の発生から13年7か月。JR福知山線の事故は来年、発生から20年を迎えます。

只野哲也さん:
「石巻でいろんな大人の人たちと話しているような空気を何回か感じたので、石巻や被災地だけじゃなく、いろんなところで残すことの意義と難しさがあるんだと思った。次の世代の子たちにとってそれが『負の遺産』にならないように、にぎわいや未来を拓くための仲間作りの発信地、出発点に大川も福知山線の事故現場もならなければならないと思う」

小椋さんとの出会いから、只野さんはふるさとで続ける活動への思いを新たにしていました。

福知山線の事故当時の車両が、来年12月に遺族限定で公開される見通しです。11月、只野さんと小椋さんは東京都内で自らの経験について語る講演会を開く予定です。